脂肪腫について

男性医師

体じゅうにできるできものですが、できものの中に「脂肪腫」というものがあります。

脂肪腫とは、皮下に出来るできもので良性の腫瘍です。多くは、胴体や首などにできますが、この脂肪腫が頭の中にできた人がいます。

このできものができる原因を医師に聞いてみたのですが、今現在の医学でははっきりしたことは不明で、遺伝とか怪我がきっかけとなってできることもあるそうです。

脂肪腫は「浅在性脂肪腫」と「深在性脂肪腫」とがあります。

浅在性脂肪腫は皮膚の真皮の下部組織にできるものを言い、深在性脂肪腫の場合は筋肉に見られ、筋肉の内側や筋肉間、筋膜の下にできるものをいいます。通常は痛みもなく、見た目は皮膚が盛り上がった感じなっています。

脂肪腫は多くは幼少期に発症しますが、痛みもなくゆっくりと進行していくできものですから、脂肪腫に気付くのは遅く、40~50歳という年齢になって初めてわかることも多いようです。

発症する比率は女性が多く、そして肥満の人の割合が多いことがわかっています。脂肪腫はそのままにしていても問題がない場合が多いのですが、発症した場所によっては圧迫や痛みがありますから、外科での摘出手術が行われます。

手術の方法は、脂肪腫の被膜を破らないようにして周囲の組織から切離して摘出します。脂肪腫が巨大な場合は、肪吸引が行われます。再発の可能性はほとんどないようです。

脂肪腫とよく似たできものに、「粉瘤」があります。これは体の老廃物が溜まってできたもので脂肪腫とは異なりますが、気になったら検査をしてみることをお勧めします。どのできものにしても早めの治療が大切です。